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あらゆる新素材表面を高付加価値化

CSRへの取り組み

グローバル企業としての社会的責任を果たす

タイのチャチューンサオ県に生産拠点を構えるSiam Kakihara。現地の企業の一員として社会的責任を果たし、持続可能な社会の発展に貢献します。

トップメッセージ

代表取締役 水田雅陽

Siam Kakiharaは、2013年に設立、翌年2014年9月から量産を開始しました。カキハラグループ5番目の樹脂めっきラインとして、本社で培った様々なアイデアを組み込んだ最新のラインを構築。ワンストップで高機能・高付加価値の樹脂めっき部品をお届けしています。得意とするのは、意匠性の高いサテン調の加飾メッキ。色調のバリエーションが多彩で、グラデーションも豊富です。お客様のあらゆるご要望にお応えできることを強みに、徹底した品質管理のもと、納期遅延ゼロを目標に掲げ、いいものを適切な価格で提供しています。

スタートして約5年、従業員数は120名を超えたところです。数年内には第2工場を建設し、6番目のめっきラインの稼働を将来のビジョンとして描いていますが、そのためには300名ほどの雇用が必要です。そこで、労働環境の整備、安全対策、人材教育や評価システムの構築などを推進。働きやすい職場づくりによって従業員のモチベーションを高め、品質の確かな製品づくりを実現していきたいと考えています。そして、この雇用の創出こそが第一義の社会貢献であると確信し、現地における社会的責務を果たしていく考えです。

グローバル化する企業の役割

企業の社会的責任の中で、海外に生産拠点を設けてグローバルに展開する企業の役割の一つとして重要なのは、共存・共栄です。Siam Kakiharaでは、タイの文化や習慣などの多様な価値観を受け入れ、現地に根ざした経営、雇用の創出、働く環境の整備、人材教育、環境保全などに積極的に取り組んでいます。

品質管理

Siam Kakiharaは、適切な品質システムの構築と効果的な運用により、自動車産業の品質マネジメントシステムに関する国際規格IATF16949とISO 9001を取得しています。世界に通用する品質保証は、私たちの最大の使命です。信頼度の高いグローバルサプライヤーとして、より一層の品質システム向上を目指します。

安全管理

タイの法律に基づき、安全委員会を組織して、月1回のミーティング、工場内のパトロールを実施し、労働局に月次報告を行なっています。さらに年1回、安全週間を設けて、オペレーターへの安全啓蒙活動を実施。管理部門の安全セミナーについても、リーダーレベル、管理者レベル、マネージメントレベルで行い、スタッフ全員が受講しています。

人材への責任

オペレーターについては、入社時のオリエンテーション、一般的な安全教育、就業規則に関連した教育の後、配属部署で先輩またはリーダーが指導書に基づいて教育を行います。スキルがついたと判断できれば独り立ちへ。大卒レベルのスタッフに対しては、キャリアパスが明確な、透明性の高い評価システムへの移行を検討しています。

環境対応

年2回の排気測定と水質測定に加え、新たに義務化されたボーリングによる水質・地質検査を実施し、国が定めた基準のもとでコントロールしています。また、めっきラインの廃水についても、工業団地の基準に即して濾過や中和を行なってから排出。日本以上に厳しいタイの環境基準に対応し、環境保全に取り組んでいます。