優れた耐食性などの性能はそのままに、意匠やデザインに訴求する加飾めっきを次々と開発。多彩なバリエーションでメタライジング業界をリードしています。
※画面上の表示色は実際の色と異なります。
プラチナサテン・シリーズをはじめとする色調が、マスターデザインとして高級車の内外装に標準採用されるケースが後を絶ちません。自動車メーカーから高く評価される理由は、自動車の意匠性を飛躍的に向上させる色調にあります。本物感を追求する姿勢から生まれる色調の数々。光沢感のあるグロス調からマット調まで。明るい色調からダーク調まで。20種類の加飾めっきのカラーサンプルをご用意しています。
GLOSS | ||||||
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L I G H T | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | D A R K |
⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ||
⑪ | ⑫ | ⑬ | ⑭ | ⑮ | ||
⑯ | ⑰ | ⑱ | ⑲ | ⑳ | ||
MATTE |
① クロムめっき
② 3価クロム(シルバー)
③ 3価クロム(ダーク)
④ ダークチタニウム
⑤ スーパーダーク
⑥ ライトプラチナサテン
⑦ ライトプラチナサテン TI
⑧ ライトプラチナサテン TT
⑨ ライトプラチナサテン DT
⑩ ライトプラチナサテン ST
⑪ プラチナサテン
⑫ プラチナサテン TI
⑬ プラチナサテン TT
⑭ プラチナサテン DT
⑮ プラチナサテン ST
⑯ サンドプラチナサテン
⑰ サンドプラチナサテン TI
⑱ サンドプラチナサテン TT
⑲ サンドプラチナサテン DT
⑳ サンドプラチナサテン ST
ヨーロピアンテイストあふれる高級感のあるメタリック調を可能にしたプラチナサテンシリーズ。輝度が高い「ライトプラチナサテン」、アルミを丹念に磨いたような「プラチナサテン」、輝度が低く防眩効果の高い「サンドプラチナサテン」の3種類をラインナップ。ニッケルめっき工程の一部が、プラチナサテンめっき工程に置き換わるのみで、密着強度・耐食性などのめっき性能は、通常のめっき部品と同様です。一般的なABS樹脂のほかに、自動車のステアリングやドアハンドルなどで使用されるPC/ABS樹脂にも対応しています。
耐食性には優れるものの、単調なクロムめっきの色の幅を広げようと開発したのが、3価クロムめっきです。新デザイン色として、高級感と深みのある3つの異なるダーク調3価クロムタイプをライナップ。自動車部品で数十年の採用実績がある「3価クロムダーク」、色調が赤色感・黄色感が少ない青黒調の「ダークチタニウム」、樹脂めっき業界トップクラスの黒みを帯びた「スーパーダーク」があります。
極寒地で使われる融雪塩への優れた超耐久性を有する3価クロムめっきで、ご要望の高かったシルバー調(白色)の開発に成功しました。塩化カルシウム耐食性試験で1000時間を超えても異常がなく、キャス試験80時間をクリア。ダーク調3価クロムめっきとともに、6価クロムを使用しないため地球環境に優しいプロセスとなっています。
さらに、3種類のプラチナサテンシリーズと各種3価クロムのコラボレーション技術によって、塗装やインモールドフィルムでは真似のできない新たな加飾バリエーションが加わりました。「プラチナサテン チタニウム」は、質感が高いメタリック調の外観を有するプラチナサテンの色調に、高級感と深みのある3価クロムを組み合わせたもの。さらにエレガントな色調が得られ、デザイン性が飛躍的に向上します。もちろん極寒地域へも適応が可能です。高級ブランドの自動車めっき部品で採用実績があります。
サテン種 | 質感・色調 | ||
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チタニウム | ダーク・チタニウム | スーパーダーク・チタニウム | |
ライトプラチナサテン | ○ | ○ | ○ |
プラチナサテン | ○ | ○ | ○ |
サンドプラチナサテン | ○ | ○ | ○ |
2色成形部分めっき技術とは、樹脂部品の必要部分にのみ、効率的にめっき処理を行う技術です。この技術開発により、めっきがのるABS樹脂とめっきがのらないポリカーボネイト樹脂を一体成形し、マスキングなしで部分めっきが行えるようになりました。高いデザイン性の実現に加え、部品を組み立てる必要がないことから、異音防止、コスト削減にもつながる技術です。